ブックレビュー Part1 [BOOKレビュー]
前回の宣言通り、森博嗣氏のシリーズからスタート。
ミステリと言うよりハーボイルドテイストと言った方がいい作品。
で、この中に「天使の演習」という美術品がターゲットとして出てくるのだが、
これは同氏のVシリーズで保呂草氏が狙っていた獲物と同じ物と見て間違いがない。
ということは、この作品の中に名前を変えて出てきている可能性が・・・
と深読みしてしまうのは仕方のないことです。
が、確実にそれと断定できる表記もなく・・・
そこそこ面白かったのですが、そっちを期待してしまった分肩すかしというか・・・
ZOKUシリーズ3部作ですが、実は1作目しか読んでません。
なんというか、冗長すぎて読むのが辛いんです。
正義の味方対悪の秘密結社という構図で、
なんとなくやりたいことはわかる気がするんですが、のめり込めない。
大まじめに大風呂敷を広げて、みみっちいことをやるのが面白い・・・はずなんですが・・・
なんなんでしょうねぇ、この消化不良感は。
あ〜〜、この2冊もそう。
「どきどきフェノメノン」を読んで、あ、これはダメだと。
初の恋愛小説だそうですが、主人公がうざったすぎてあかん。
さらに、恋愛小説のわりには、その恋愛の世界観が特殊すぎてついていけん。
途中に張られた伏線らしきものの、回収されたんだかされてないんだか・・・
かなりモヤモヤの残る読後感でした。
はい、これもある意味問題作。
作者曰く「フィクション」とは言っていますが、半自伝的な小説でしょう。
が、完全にダジャレと言葉遊びと(ダジャレも言葉遊びですが)、オチのための文章という
とにかくしっちゃかめっちゃかな内容です。
最初の方には、多少ミステリにしようとした努力(?)も垣間みられましたが、途中からほぼ放棄。
ただ思いつくまま、話があっちゃこっちゃいっているだけ(笑)
ただ、氏のミステリの作り方が作中の通りだとすると、凄すぎるわ。
構成もクソもなく書き始めて、数週間で書き上がるとは・・・
天才っているんですねぇ。
Xシリーズ3部作。これはちゃんと読みました(笑)
美術品鑑定を生業とする椙田事務所を中心とした話ですが、
ほとんど出てこない椙田所長が怪しすぎる。
W大に助手として赴任している西之園萌絵を避けるあたり、お前保呂草だろ!(笑)
詳しい考察はいろんな方がやっていますのでおいといて、
こういった形で他シリーズのキャストが客演するのが氏の作品の面白いところですよね。
その最たる物が、次の短編集ですが。
しまった!これ前にも読んでる(爆)
氏の各シリーズのキャストが入り乱れる短編集。
(ただ、サブキャラだった大御坊安朋とか、思い出すのに苦労したわ(笑))
本筋のミステリとは別にキャラクタ間の話題に出てくる「謎」が解明されないままなのは
ちょっと気持ち悪いんですが、ネットで探すとちゃんと見つかるから今の世の中って凄い。
そして、最初の「ぶるぶる人形にうってつけの夜」と「刀之津診療所の怪」のつながりと来たら!
2回目にして衝撃を受けるのってどうかとも思いますけどね(爆)
ミステリと言うよりハーボイルドテイストと言った方がいい作品。
で、この中に「天使の演習」という美術品がターゲットとして出てくるのだが、
これは同氏のVシリーズで保呂草氏が狙っていた獲物と同じ物と見て間違いがない。
ということは、この作品の中に名前を変えて出てきている可能性が・・・
と深読みしてしまうのは仕方のないことです。
が、確実にそれと断定できる表記もなく・・・
そこそこ面白かったのですが、そっちを期待してしまった分肩すかしというか・・・
ZOKUシリーズ3部作ですが、実は1作目しか読んでません。
なんというか、冗長すぎて読むのが辛いんです。
正義の味方対悪の秘密結社という構図で、
なんとなくやりたいことはわかる気がするんですが、のめり込めない。
大まじめに大風呂敷を広げて、みみっちいことをやるのが面白い・・・はずなんですが・・・
なんなんでしょうねぇ、この消化不良感は。
どきどきフェノメノン A phenomenon among students (角川文庫)
- 作者: 森 博嗣
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: 文庫
あ〜〜、この2冊もそう。
「どきどきフェノメノン」を読んで、あ、これはダメだと。
初の恋愛小説だそうですが、主人公がうざったすぎてあかん。
さらに、恋愛小説のわりには、その恋愛の世界観が特殊すぎてついていけん。
途中に張られた伏線らしきものの、回収されたんだかされてないんだか・・・
かなりモヤモヤの残る読後感でした。
工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)
- 作者: 森 博嗣
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/10/12
- メディア: 文庫
作者曰く「フィクション」とは言っていますが、半自伝的な小説でしょう。
が、完全にダジャレと言葉遊びと(ダジャレも言葉遊びですが)、オチのための文章という
とにかくしっちゃかめっちゃかな内容です。
最初の方には、多少ミステリにしようとした努力(?)も垣間みられましたが、途中からほぼ放棄。
ただ思いつくまま、話があっちゃこっちゃいっているだけ(笑)
ただ、氏のミステリの作り方が作中の通りだとすると、凄すぎるわ。
構成もクソもなく書き始めて、数週間で書き上がるとは・・・
天才っているんですねぇ。
Xシリーズ3部作。これはちゃんと読みました(笑)
美術品鑑定を生業とする椙田事務所を中心とした話ですが、
ほとんど出てこない椙田所長が怪しすぎる。
W大に助手として赴任している西之園萌絵を避けるあたり、お前保呂草だろ!(笑)
詳しい考察はいろんな方がやっていますのでおいといて、
こういった形で他シリーズのキャストが客演するのが氏の作品の面白いところですよね。
その最たる物が、次の短編集ですが。
しまった!これ前にも読んでる(爆)
氏の各シリーズのキャストが入り乱れる短編集。
(ただ、サブキャラだった大御坊安朋とか、思い出すのに苦労したわ(笑))
本筋のミステリとは別にキャラクタ間の話題に出てくる「謎」が解明されないままなのは
ちょっと気持ち悪いんですが、ネットで探すとちゃんと見つかるから今の世の中って凄い。
そして、最初の「ぶるぶる人形にうってつけの夜」と「刀之津診療所の怪」のつながりと来たら!
2回目にして衝撃を受けるのってどうかとも思いますけどね(爆)
コメント 0