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ブックレビュー Part1 [BOOKレビュー]

前回の宣言通り、森博嗣氏のシリーズからスタート。

ゾラ・一撃・さようなら (集英社文庫)

ゾラ・一撃・さようなら (集英社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/08/20
  • メディア: 文庫
ミステリと言うよりハーボイルドテイストと言った方がいい作品。
で、この中に「天使の演習」という美術品がターゲットとして出てくるのだが、
これは同氏のVシリーズで保呂草氏が狙っていた獲物と同じ物と見て間違いがない。
ということは、この作品の中に名前を変えて出てきている可能性が・・・
と深読みしてしまうのは仕方のないことです。
が、確実にそれと断定できる表記もなく・・・
そこそこ面白かったのですが、そっちを期待してしまった分肩すかしというか・・・

ZOKU (光文社文庫)

ZOKU (光文社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2006/10/12
  • メディア: 文庫
ZOKUDAM (光文社文庫)

ZOKUDAM (光文社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2010/01/13
  • メディア: 文庫
ZOKURANGER (光文社文庫)

ZOKURANGER (光文社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: 文庫
ZOKUシリーズ3部作ですが、実は1作目しか読んでません。
なんというか、冗長すぎて読むのが辛いんです。
正義の味方対悪の秘密結社という構図で、
なんとなくやりたいことはわかる気がするんですが、のめり込めない。
大まじめに大風呂敷を広げて、みみっちいことをやるのが面白い・・・はずなんですが・・・
なんなんでしょうねぇ、この消化不良感は。

どきどきフェノメノン    A phenomenon among students (角川文庫)

どきどきフェノメノン A phenomenon among students (角川文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/04/25
  • メディア: 文庫

少し変わった子あります (文春文庫)

少し変わった子あります (文春文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/06/10
  • メディア: 文庫
あ〜〜、この2冊もそう。
「どきどきフェノメノン」を読んで、あ、これはダメだと。
初の恋愛小説だそうですが、主人公がうざったすぎてあかん。
さらに、恋愛小説のわりには、その恋愛の世界観が特殊すぎてついていけん。
途中に張られた伏線らしきものの、回収されたんだかされてないんだか・・・
かなりモヤモヤの残る読後感でした。

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫
工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)

工学部・水柿助教授の逡巡 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 文庫
工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)

工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki (幻冬舎文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/10/12
  • メディア: 文庫
はい、これもある意味問題作。
作者曰く「フィクション」とは言っていますが、半自伝的な小説でしょう。
が、完全にダジャレと言葉遊びと(ダジャレも言葉遊びですが)、オチのための文章という
とにかくしっちゃかめっちゃかな内容です。
最初の方には、多少ミステリにしようとした努力(?)も垣間みられましたが、途中からほぼ放棄。
ただ思いつくまま、話があっちゃこっちゃいっているだけ(笑)
ただ、氏のミステリの作り方が作中の通りだとすると、凄すぎるわ。
構成もクソもなく書き始めて、数週間で書き上がるとは・・・
天才っているんですねぇ。

イナイ×イナイ PEEKABOO (講談社文庫)

イナイ×イナイ PEEKABOO (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/09/15
  • メディア: 文庫
キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫)

キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/03/15
  • メディア: 文庫
タカイ×タカイ CRUCIFIXION (講談社文庫)

タカイ×タカイ CRUCIFIXION (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/03/15
  • メディア: 文庫
Xシリーズ3部作。これはちゃんと読みました(笑)
美術品鑑定を生業とする椙田事務所を中心とした話ですが、
ほとんど出てこない椙田所長が怪しすぎる。
W大に助手として赴任している西之園萌絵を避けるあたり、お前保呂草だろ!(笑)
詳しい考察はいろんな方がやっていますのでおいといて、
こういった形で他シリーズのキャストが客演するのが氏の作品の面白いところですよね。
その最たる物が、次の短編集ですが。

どちらかが魔女〈森博嗣シリーズ短編集〉 (講談社文庫)

どちらかが魔女〈森博嗣シリーズ短編集〉 (講談社文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫
しまった!これ前にも読んでる(爆)
氏の各シリーズのキャストが入り乱れる短編集。
(ただ、サブキャラだった大御坊安朋とか、思い出すのに苦労したわ(笑))
本筋のミステリとは別にキャラクタ間の話題に出てくる「謎」が解明されないままなのは
ちょっと気持ち悪いんですが、ネットで探すとちゃんと見つかるから今の世の中って凄い。
そして、最初の「ぶるぶる人形にうってつけの夜」と「刀之津診療所の怪」のつながりと来たら!
2回目にして衝撃を受けるのってどうかとも思いますけどね(爆)
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