ブックレビュー [BOOKレビュー]
今回は12冊いかせていただきます。
米澤穂信氏の作品の中では、異色と言っていい舞台設定。
剣と魔法の世界においておこった殺人事件を解決するというもの。
氏の作品ではなければ西澤保彦氏の神麻嗣子の超能力事件簿シリーズが思い浮かびますが、
(あぁ、そういえば水玉螢之丞氏が昨年末に亡くなってしまいましたね。
「こんなもんいかがっすかぁ」持ってますよ。合掌)
それと同じく、魔法が前提条件の中での殺人をロジックで解くというもの。
当然、魔法も万能ではなく、使用制限や条件がある訳で、
簡単にいえば物理法則が増えただけなんですが、それを常識として考えられないからややこしい。
でも、ミステリとしてだけでなくファンタジーとしても面白いですよ。
あとですね、横文字の名前が覚えられなくなっている自分が悲しい(笑)
今度は氏の代表作古典部シリーズの新作です。
2年になったホータローと古典部の面々。
新入生獲得に動き出し、そこで知り合った1年の大日向友子が
本入部届提出直前となって入部を辞退してしまう。
本入部の締め切り最終日に開催されたマラソン大会の最中に、
ホータローはそこにまでにあった出来事思い返しながら実際に何がおこったのかを解き明かしていく。
省エネ主義のホータローが走りながら考えるのか(笑)
手を抜きながらではあるけど、走りながらの考察ってなかなか難しいのでは?(笑)
コミックならよくやるが、文庫ではカバー裏なんて気にしないから、
もう一つのカバーに最近まで気づきませんでした。
続いては亡き父の5つの「終末のない物語」を探してほしいと依頼された古書店アルバイトの話。
当然、それぞれの物語にそれぞれの結末があり、
さらにすべてを俯瞰するともう1つの物語の真実が浮かび上がってくる構図になっている訳です。
それぞれの物語の結末の扱いに関しては読めると思いますが、その先は・・・。
そういえば「ロス疑惑」あったねぇ。
しゃばげシリーズです。これも息の長いシリーズになりましたよねぇ。
「えどざがし」は外伝的作品で仁吉の過去や若旦那の周囲の人々の話、さらには明治時代の・・・
河童の大親分禰々子はいい女だねぇ。
そして「ひなこまち」は本編。
「お願いです。助けてください」と書かれた木札が手元に届いたことから
「助けなければ」との気負いから、いつもにも増してトラブルに首を突っ込む(?)若旦那。
例によって例のごとくですが、そこらへんは安心感。
こ〜れ〜は〜〜。御手洗潔の名を冠していいものなんだろうか?
いや、確かに御手洗潔は出てきますよ。でもミステリではない。
・・・あ、帯に「若き御手洗潔が京大裏の喫茶店『進々堂』で語る4つの異郷譚」て書いてあった。
星座シリーズの後編です。
ま、事件を星座の物語に当てはめるから強引ちゃ強引だけど、
よくもまぁ纏められるもんだと思いますよ。
表題作でもある「三人の女神の問題」で「10年前に解散した女性3人組アイドル」
というのが出てきますが、ここで誰を思い浮かべるかで読み手の年代がわかるでしょうね(笑)
前作「ワーキングホリデー」で親子としての再会を果たした大和と進の冬の物語。
相変わらず父親として前のめりな大和と優等生でも子供な進むの関係がほのぼのとしています。
出てこないと思っていた由希子さんも出てくるし、大和の後輩も大活躍(笑)
次の作品も楽しみです。
で、このホリデーシリーズ、というより坂木司氏の作品は横のつながりがあるらしいんですよね。
「和菓子のアン」とか「切れない糸」とか「青空の卵」とか。
「先生と僕」に収録されている短編「特別便」で、ホリデーシリーズと
「シンデレラティース」「ホテルジューシー」が同一時間軸というのはわかっているんですけどね。
坂木司氏のつながりでアンソロジー3作品を購入。
アンソロって買うとき勇気がいるんですよね(笑)
性に合わない作品ばっかだと、読む気が失せるんで。
なんで好きな作家さんが半分くらいは入っているものを買うようにしています。
そこで新たな作家さんに出会えたら嬉しいですよね。
気になった作品は今後の参考に。
米澤穂信氏の作品の中では、異色と言っていい舞台設定。
剣と魔法の世界においておこった殺人事件を解決するというもの。
氏の作品ではなければ西澤保彦氏の神麻嗣子の超能力事件簿シリーズが思い浮かびますが、
(あぁ、そういえば水玉螢之丞氏が昨年末に亡くなってしまいましたね。
「こんなもんいかがっすかぁ」持ってますよ。合掌)
それと同じく、魔法が前提条件の中での殺人をロジックで解くというもの。
当然、魔法も万能ではなく、使用制限や条件がある訳で、
簡単にいえば物理法則が増えただけなんですが、それを常識として考えられないからややこしい。
でも、ミステリとしてだけでなくファンタジーとしても面白いですよ。
あとですね、横文字の名前が覚えられなくなっている自分が悲しい(笑)
今度は氏の代表作古典部シリーズの新作です。
2年になったホータローと古典部の面々。
新入生獲得に動き出し、そこで知り合った1年の大日向友子が
本入部届提出直前となって入部を辞退してしまう。
本入部の締め切り最終日に開催されたマラソン大会の最中に、
ホータローはそこにまでにあった出来事思い返しながら実際に何がおこったのかを解き明かしていく。
省エネ主義のホータローが走りながら考えるのか(笑)
手を抜きながらではあるけど、走りながらの考察ってなかなか難しいのでは?(笑)
コミックならよくやるが、文庫ではカバー裏なんて気にしないから、
もう一つのカバーに最近まで気づきませんでした。
続いては亡き父の5つの「終末のない物語」を探してほしいと依頼された古書店アルバイトの話。
当然、それぞれの物語にそれぞれの結末があり、
さらにすべてを俯瞰するともう1つの物語の真実が浮かび上がってくる構図になっている訳です。
それぞれの物語の結末の扱いに関しては読めると思いますが、その先は・・・。
そういえば「ロス疑惑」あったねぇ。
しゃばげシリーズです。これも息の長いシリーズになりましたよねぇ。
「えどざがし」は外伝的作品で仁吉の過去や若旦那の周囲の人々の話、さらには明治時代の・・・
河童の大親分禰々子はいい女だねぇ。
そして「ひなこまち」は本編。
「お願いです。助けてください」と書かれた木札が手元に届いたことから
「助けなければ」との気負いから、いつもにも増してトラブルに首を突っ込む(?)若旦那。
例によって例のごとくですが、そこらへんは安心感。
こ〜れ〜は〜〜。御手洗潔の名を冠していいものなんだろうか?
いや、確かに御手洗潔は出てきますよ。でもミステリではない。
・・・あ、帯に「若き御手洗潔が京大裏の喫茶店『進々堂』で語る4つの異郷譚」て書いてあった。
星座シリーズの後編です。
ま、事件を星座の物語に当てはめるから強引ちゃ強引だけど、
よくもまぁ纏められるもんだと思いますよ。
表題作でもある「三人の女神の問題」で「10年前に解散した女性3人組アイドル」
というのが出てきますが、ここで誰を思い浮かべるかで読み手の年代がわかるでしょうね(笑)
前作「ワーキングホリデー」で親子としての再会を果たした大和と進の冬の物語。
相変わらず父親として前のめりな大和と優等生でも子供な進むの関係がほのぼのとしています。
出てこないと思っていた由希子さんも出てくるし、大和の後輩も大活躍(笑)
次の作品も楽しみです。
で、このホリデーシリーズ、というより坂木司氏の作品は横のつながりがあるらしいんですよね。
「和菓子のアン」とか「切れない糸」とか「青空の卵」とか。
「先生と僕」に収録されている短編「特別便」で、ホリデーシリーズと
「シンデレラティース」「ホテルジューシー」が同一時間軸というのはわかっているんですけどね。
坂木司氏のつながりでアンソロジー3作品を購入。
アンソロって買うとき勇気がいるんですよね(笑)
性に合わない作品ばっかだと、読む気が失せるんで。
なんで好きな作家さんが半分くらいは入っているものを買うようにしています。
そこで新たな作家さんに出会えたら嬉しいですよね。
気になった作品は今後の参考に。
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