ブックレビュー [BOOKレビュー]
さてさて、今回のブックレビューで一区切りとなります。
なんでかというと、在庫がなくなったから(笑)
いや〜〜まさかこんなことになるとはねぇ。
積ん読の本は、常に10冊程度はあると思っていたんだけど、
気がついたら「創竜伝」の13巻しか残ってなかった。
「創竜伝」はねぇ、すっかりストーリーも忘れてるし、田中先生も続きを書く気があるんだか。
てな訳で、新たな作家を探すか、旧作を読み返すかの選択で、旧作を選びました。
建築家探偵シリーズが新書で終了を迎えたんで、読む前におさらいするのもいいかと思うし、
北森鴻先生のシリーズ物一気読みとかもいいんじゃないかと。
ではでは。
突然毛色の違うのが出てきて驚かれたと思いますが、私、意外とのこの手が好きです。
かつて矢野健太郎氏(漫画家の方じゃないよ)の「数学者たち」シリーズも読んでましたもん。
さて、言わずと知れたフェルマーの最終定理。
数学における未解決問題として聞いたことくらいはありますよね?
(古畑任三郎でもネタにされてたはずです)
n≧3のとき、
Xn+Yn=Zn
を満たす、自然数 X、Y、Zは存在しない
たったこれだけ(失礼)を証明するのに、約400年かかったんですから凄い話です。
この400年間の数学者たちの悪戦苦闘を、わかりやすく解説したのがこの本です。
いや、本当にわかりやすいの!。
わかんなくてもわかった気にさせてくれんの(笑)
分厚いしカタカナ多いし(笑)どうかと思ったんですが、あっという間に読み終わりましたよ。
氏のシリーズは他にもあるんで、読んでみたいし、
他の4色問題とかケプラー予想とかの本も読んでみたくなりましたね。
久々に館シリーズです。
今回も凝った設定で惑わせてくれました。
仮面をかぶることを前提とした、ある儀式に参加した鹿谷門実
(この人の登場も久しぶりだよね)。
予想外の吹雪に閉じ込められた夜に、屋敷の主人が惨殺される。
お約束のクローズドサークルで仮面とくれば入れわかりでしょう!と思ったけど・・・
館シリーズは全10作の予定なので、あと1作ですか。
それがいつになるかは(笑)
こちらは短編集。
「お弁当ぐるぐる」は後述のキャラシリーズになったほどキャラ立ちしていましたし、
表題の「赤い糸呻き」は・・・メインテーマの事件よりそれを語る人の方が怖いわ。
それぞれ趣向を凝らされてて面白かったです。
ただ、牽強付会というかなんというか、力業的な部分もちらほらと。
上記の短編集から派生したキャラシリーズです。
ぬいぐるみ大好きな警部と質実剛健な女性部下、
ミステリ大好きなおっちゃん刑事に、振り回され役の若手。
キャラは揃ってるのに、その味が生かされていない気がするのは私だけ?
西澤氏はいろんなシリーズ物を手がけていますが、
確か、神麻嗣子は広げた風呂敷があった気がするんですけど(笑)。
エリアルもこうやって、サイドストーリーでもいいから
ちょこちょこ出してくれると嬉しいんですけどね。
なんせ濃ゆいキャラが多いから、脇役でもSSくらいなら何本かできそうですよ。
西島由貴なんか、ものすご暴れそうだし。
ついに完結しましたガンパレ。
1巻が出たのが2000年ですから15年の付き合いですか。
実は最終巻を買う前に、書評で
「俺たちの戦いはこれからだ」
的なエンディングだとは聞いていたんですが、
確かにこれはしり切れとんぼの感じが否めませんな。
特にあとがきにあった担当編集者の変更って・・・。
新大陸編からの伏線がこれからって時に、あれはないでしょ。
途中でやめようかと思ったこともあったけど、長年追い続けてここまで来たというのに。
これが氏の完全オリジナルなら、自費出版でAmazonあたりで売ることも可能でしょうけど
(最近、漫画家さんでこのパターン多いよね。
連載打ち切りや中途半端に終わった作品を自費で出すの)
原作付きだから無理だろうなぁ。
閑話休題(おまけ)
先日の記事で書いたネカフェで読みたかった漫画のうち1冊がこれ。
あのとき肩透かし食ってさらに読みたくなったので、25巻まで一気読みです(笑)
簡単に言ってしまえば、ファンタジー世界の王子の成長譚なんですが、
こういった、とぼけたくせに芯のあるキャラって好きなんですよねぇ。
で、その途中、奥付を見て・・・あれ?装幀・小石川ふに?漫画家の?
ブックデザインもやってたんですか!。
ということは、現在連載中の「まんがの装丁屋さん」は実話ベース?!(笑)
考えてみればこの作品も2003年からだから12年。(私は途中参加ですが)
さらにもう1つの読みたかったシリーズ(ヒントはこっちも王国の物語)は、
1995年からだから、20年か!(これも途中参加)
冒頭に出てきた創竜伝が1993年から、建築探偵桜井京介のシリーズが2000年から、
館シリーズは1991年から、エリアルに至っては1986年!
で、ガンパレが2000年からと。(これらはいずれもしょっぱなから買ってます)
文章は書き下ろしだから仕方ないとしても、漫画の連載でこの長さって凄いね。
なんでかというと、在庫がなくなったから(笑)
いや〜〜まさかこんなことになるとはねぇ。
積ん読の本は、常に10冊程度はあると思っていたんだけど、
気がついたら「創竜伝」の13巻しか残ってなかった。
「創竜伝」はねぇ、すっかりストーリーも忘れてるし、田中先生も続きを書く気があるんだか。
てな訳で、新たな作家を探すか、旧作を読み返すかの選択で、旧作を選びました。
建築家探偵シリーズが新書で終了を迎えたんで、読む前におさらいするのもいいかと思うし、
北森鴻先生のシリーズ物一気読みとかもいいんじゃないかと。
ではでは。
突然毛色の違うのが出てきて驚かれたと思いますが、私、意外とのこの手が好きです。
かつて矢野健太郎氏(漫画家の方じゃないよ)の「数学者たち」シリーズも読んでましたもん。
さて、言わずと知れたフェルマーの最終定理。
数学における未解決問題として聞いたことくらいはありますよね?
(古畑任三郎でもネタにされてたはずです)
n≧3のとき、
Xn+Yn=Zn
を満たす、自然数 X、Y、Zは存在しない
たったこれだけ(失礼)を証明するのに、約400年かかったんですから凄い話です。
この400年間の数学者たちの悪戦苦闘を、わかりやすく解説したのがこの本です。
いや、本当にわかりやすいの!。
わかんなくてもわかった気にさせてくれんの(笑)
分厚いしカタカナ多いし(笑)どうかと思ったんですが、あっという間に読み終わりましたよ。
氏のシリーズは他にもあるんで、読んでみたいし、
他の4色問題とかケプラー予想とかの本も読んでみたくなりましたね。
久々に館シリーズです。
今回も凝った設定で惑わせてくれました。
仮面をかぶることを前提とした、ある儀式に参加した鹿谷門実
(この人の登場も久しぶりだよね)。
予想外の吹雪に閉じ込められた夜に、屋敷の主人が惨殺される。
お約束のクローズドサークルで仮面とくれば入れわかりでしょう!と思ったけど・・・
館シリーズは全10作の予定なので、あと1作ですか。
それがいつになるかは(笑)
こちらは短編集。
「お弁当ぐるぐる」は後述のキャラシリーズになったほどキャラ立ちしていましたし、
表題の「赤い糸呻き」は・・・メインテーマの事件よりそれを語る人の方が怖いわ。
それぞれ趣向を凝らされてて面白かったです。
ただ、牽強付会というかなんというか、力業的な部分もちらほらと。
上記の短編集から派生したキャラシリーズです。
ぬいぐるみ大好きな警部と質実剛健な女性部下、
ミステリ大好きなおっちゃん刑事に、振り回され役の若手。
キャラは揃ってるのに、その味が生かされていない気がするのは私だけ?
西澤氏はいろんなシリーズ物を手がけていますが、
確か、神麻嗣子は広げた風呂敷があった気がするんですけど(笑)。
エリアルもこうやって、サイドストーリーでもいいから
ちょこちょこ出してくれると嬉しいんですけどね。
なんせ濃ゆいキャラが多いから、脇役でもSSくらいなら何本かできそうですよ。
西島由貴なんか、ものすご暴れそうだし。
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編 (1) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/06/07
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編 (2) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 西海岸編 (3) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/11/09
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 5121小隊帰還 (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/06/10
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 未来へ (1) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 未来へ (2) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊 涼介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2014/11/08
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 未来へ (3) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/02/10
- メディア: 文庫
ガンパレード・マーチ 2K 未来へ (4) (電撃ゲーム文庫)
- 作者: 榊涼介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: 文庫
1巻が出たのが2000年ですから15年の付き合いですか。
実は最終巻を買う前に、書評で
「俺たちの戦いはこれからだ」
的なエンディングだとは聞いていたんですが、
確かにこれはしり切れとんぼの感じが否めませんな。
特にあとがきにあった担当編集者の変更って・・・。
新大陸編からの伏線がこれからって時に、あれはないでしょ。
途中でやめようかと思ったこともあったけど、長年追い続けてここまで来たというのに。
これが氏の完全オリジナルなら、自費出版でAmazonあたりで売ることも可能でしょうけど
(最近、漫画家さんでこのパターン多いよね。
連載打ち切りや中途半端に終わった作品を自費で出すの)
原作付きだから無理だろうなぁ。
閑話休題(おまけ)
Landreaall 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: おがき ちか
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2003/03/26
- メディア: コミック
あのとき肩透かし食ってさらに読みたくなったので、25巻まで一気読みです(笑)
簡単に言ってしまえば、ファンタジー世界の王子の成長譚なんですが、
こういった、とぼけたくせに芯のあるキャラって好きなんですよねぇ。
で、その途中、奥付を見て・・・あれ?装幀・小石川ふに?漫画家の?
ブックデザインもやってたんですか!。
ということは、現在連載中の「まんがの装丁屋さん」は実話ベース?!(笑)
考えてみればこの作品も2003年からだから12年。(私は途中参加ですが)
さらにもう1つの読みたかったシリーズ(ヒントはこっちも王国の物語)は、
1995年からだから、20年か!(これも途中参加)
冒頭に出てきた創竜伝が1993年から、建築探偵桜井京介のシリーズが2000年から、
館シリーズは1991年から、エリアルに至っては1986年!
で、ガンパレが2000年からと。(これらはいずれもしょっぱなから買ってます)
文章は書き下ろしだから仕方ないとしても、漫画の連載でこの長さって凄いね。
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